2015年 06月 11日
ワイドスクランブル、大空真弓さんとの対話。 |
水前寺清子さんがワイドスクランブルの司会をされていたとき、「ありがとう」の共演者をゲストに招いたことがあります。これは、その時のゲストの方々との会話の内容です。
水「えー、さて。今週でございますけど、チータのワイドな仲間なんですが、実はこれでございます(「ありがとう」第二部の台本を示して) 私、始めてドラマに出ましたのは「ありがとう」というドラマでございまして。今週は「ありがとう」でお世話になった皆様方においでいただこうと思います。そのトップバッターです。大空真弓さん、どうぞ。」
大「イエーィ!」(バックに「ありがとう」の唄が流れる」
水「イエーィ!」
大「いや、なつかしいネ。あんたの本、これ台本?」
水「そう!」
大「いや。なつかしいネ。」
水「これ-------、最初の------、第二回目です-----、昭和45年3月ごろの-----(この部分は水前寺さんの勘違い、第二部は昭和46年4月から)
大「変わらないね、女っぽくなったんじゃない」
水「何をいってんのよ、やめてちょうだいよ」
大「しゃべらなきゃ。ふっふっふっ」(笑い)
水「もう、今週はこわいのさ、もう、皆さんが私のことをいろいろと----。」
大「ようーく、知ってるから。ふっふっふっ。」(笑い)
水「それじゃー、いきましょうか。」
つづき
麻は麻生圭子さん、中は中村克弘アナウンサー
水「さあ、それでは、ありがとうの仲間の第一番目---、昔、知ってるから怖いんですが、大空真弓さんでございます。本当に、お久しぶりでございます。」
大「お久しぶりです。」
水「大空さんとは、お父さんの連れ子、お母さんの連れ子、お父さんとお母さんが結婚した。これ何姉妹(きょうだい)ですか?」
大「義姉妹(きょうだい)ですね。」
水「そうでございますか、どうもすいませんでした。すいませんね」
大「本当、チータはね、すごい才能だった。だっただって、今はないみたいだけど。」(笑) 才能の持ち主でね。あの、本当。連続ドラマってね、大変なんですよね、毎週、毎週、毎週、毎週,撮らなきゃ。彼女、忙しくて本番しか来れないんですよ。
麻「リハーサルなしなんですか?」
大「なしなんですよ。それで、一番台詞覚えてて,トチらない。で、朝、何時、あなた来て、あの動き、その日に覚えるの?」
水「8時に来て、この台詞で立って、ここへ行って、この台詞で座ってみたいに教えてもらって」
大「これはね、できるものじゃないですよ」
水「いや、そうじゃないですよ。私は迷惑かけているから」
大「迷惑かけているけどね。」(笑)
水「それだから---」
大「迷惑かけてもできないこともあるんですよ。才能なきゃ。人より一日稽古させてくださいって人だっているかもしれないじゃないしょ。皆さんに迷惑かけないために。覚えの悪いっていうのも、迷惑かけていることでしょ。でも、すごいですよ。」
中」どっかで隠れてね。一生懸命---。チータ」
大「でも、あの忙しさの中だからね、トイレ長くなった?」(笑)
水「しかし、はっきり言って、ありがとうの中で、お姉さんの義理の姉妹でしたけど、まあ、あの、大空さんとのやり取りといいますかテンポがあって、やっぱり、うちのおっかさんと同じように楽しかったですね。」
大「楽しかったですね。元気のいい姉妹(きょうだい)で、たいていは、どっちかがおとなしくて。どっちかが普通がーーー、両方が元気ってめずらしいですね」
水「前のシリーズの時は、すごくおとなしい役でね」
大「そう、そう、そう」
水「役者の方って、すごいなぁと、私なんか一個しかできないから。」
大「いやいや、そんなことないですよ、何か気持ち悪い写真が写っている(第三部、大空さんの役,育(いく)のアップ写真が画面に出る。)
水「どれっ?」
大「かつらだ」
水「ショートカットってのは、初めてじゃない。」
大「この役のために。あのぉ、体育の先生で育(いく)って役で、あたし、一番できないのよ、体育なんて(笑)もう、嫌になったの覚えている。」
水「でも、考えてみますと、いつも、はつらつとして若いじゃないですか。秘訣なんかあるんですか、姉さん」
大「えっ、私、若い、そうかな。私、さっき、チータの歳、聞いてびっくりしたんだから。」
水「それ、どういう意味、ちょっと----」
大「そんなになったかなって、いやいや、本当に。私に頭の中では、やっぱりいつまでも、なんていうか、若い妹だったチータがここに(頭の中に)あるんですよ。で、自分はちゃんと歳をとっているから、さっき、びっくり。」
水「私、五つサバをよんだ役でしたから」
大「ほう、ほう、ほう。若いよ、本当に。」
水「大空さんも若いですよ。何かしてるんでしょ、運動」
大「何もしてない。運動が一番嫌なの」
水「いかがですか、お姉さんにご質問がございましたら、お願いいたします。」
大「ありますよ、あなた、よく私のところに泣きながら電話をかけてきたわよ。」
水「いいのよ、早く違う質問してしてって、いってるじゃない」(チータ、あわてる)
大「この問題でね」(大空さん、右手の親指を立てる。)
麻「恋人のことですね」
水「あのね、テレビに向かって、これこれはないでしょ。」
大「でも、悲しいじゃないの、なきゃ」
水「あっ、私に----」
大「よかったじゃないの」
水「すっかり忘れていた。」
大「尽くすほうなの。誰だって聞くのよ。あれほど尽くして」
水「泣いてたって?」
大「あくる日こんなになって、私は夜中聞いているから知ってるわけでしょ、案の定、こんなになって(目のところに手を当てて)目を冷やしなさいって、明日、本番だから気を付けないと---って(この翌日収録されたとみられる第三部、第三十八話では、水前寺さんの目は確かに泣いて腫れた後のように見える。)
麻「お相手は芸能人の方ですか?」
大「あの忙しさの中では、その畑の人しか付き合うチャンスはなかったでしょ」
麻「どうだったんですか?」
水「でも、今の父ちゃんとは違うよね」
大「今の方は本当に---。また、違ったタイプですものね。」
水「本当に息が切れてきた。」
大「さっきまで忘れていて、私に聞いてんのよ、誰だったけって」
水「ああ、参った。明日から、また心配だな」
中「えぇ、もう、しばらく、二三分続けたいんですけど、時間が来てしまいました。残念ながら、時間が来てしまいました。」
水「あのー、今日は二時間あまりお付き合いいただきましたけど、本当にいろいろなお話ありがとうございました。」
麻「楽しかったー」
大「彼女は律儀な人だからね、今日もちゃんと手紙を下さったの。」
水「何をおっしゃいますやら」
大「喋らないようにって」(笑)
水「ちょっとまってよ、喋らないようにって何よ。でもね、大空さんにはですね、いろいろ電話したり、その節はご迷惑をおかけして、いろいろ聞いていただいてありがとうございました。二時間余り楽しいございましでしょうか。」
大「楽しかったです。本当に。きれいになったから、とても幸せなんだと安心しました。」
水「あの時は泣いてましたね。」
大「はっ、はっ、はっ」
水「また、来てくださいね」
大「ありがとうございます。どうも、ありがとうございます。
水「明日は、波野久里子さんです」
水「えー、さて。今週でございますけど、チータのワイドな仲間なんですが、実はこれでございます(「ありがとう」第二部の台本を示して) 私、始めてドラマに出ましたのは「ありがとう」というドラマでございまして。今週は「ありがとう」でお世話になった皆様方においでいただこうと思います。そのトップバッターです。大空真弓さん、どうぞ。」
大「イエーィ!」(バックに「ありがとう」の唄が流れる」
水「イエーィ!」
大「いや、なつかしいネ。あんたの本、これ台本?」
水「そう!」
大「いや。なつかしいネ。」
水「これ-------、最初の------、第二回目です-----、昭和45年3月ごろの-----(この部分は水前寺さんの勘違い、第二部は昭和46年4月から)
大「変わらないね、女っぽくなったんじゃない」
水「何をいってんのよ、やめてちょうだいよ」
大「しゃべらなきゃ。ふっふっふっ」(笑い)
水「もう、今週はこわいのさ、もう、皆さんが私のことをいろいろと----。」
大「ようーく、知ってるから。ふっふっふっ。」(笑い)
水「それじゃー、いきましょうか。」
つづき
麻は麻生圭子さん、中は中村克弘アナウンサー
水「さあ、それでは、ありがとうの仲間の第一番目---、昔、知ってるから怖いんですが、大空真弓さんでございます。本当に、お久しぶりでございます。」
大「お久しぶりです。」
水「大空さんとは、お父さんの連れ子、お母さんの連れ子、お父さんとお母さんが結婚した。これ何姉妹(きょうだい)ですか?」
大「義姉妹(きょうだい)ですね。」
水「そうでございますか、どうもすいませんでした。すいませんね」
大「本当、チータはね、すごい才能だった。だっただって、今はないみたいだけど。」(笑) 才能の持ち主でね。あの、本当。連続ドラマってね、大変なんですよね、毎週、毎週、毎週、毎週,撮らなきゃ。彼女、忙しくて本番しか来れないんですよ。
麻「リハーサルなしなんですか?」
大「なしなんですよ。それで、一番台詞覚えてて,トチらない。で、朝、何時、あなた来て、あの動き、その日に覚えるの?」
水「8時に来て、この台詞で立って、ここへ行って、この台詞で座ってみたいに教えてもらって」
大「これはね、できるものじゃないですよ」
水「いや、そうじゃないですよ。私は迷惑かけているから」
大「迷惑かけているけどね。」(笑)
水「それだから---」
大「迷惑かけてもできないこともあるんですよ。才能なきゃ。人より一日稽古させてくださいって人だっているかもしれないじゃないしょ。皆さんに迷惑かけないために。覚えの悪いっていうのも、迷惑かけていることでしょ。でも、すごいですよ。」
中」どっかで隠れてね。一生懸命---。チータ」
大「でも、あの忙しさの中だからね、トイレ長くなった?」(笑)
水「しかし、はっきり言って、ありがとうの中で、お姉さんの義理の姉妹でしたけど、まあ、あの、大空さんとのやり取りといいますかテンポがあって、やっぱり、うちのおっかさんと同じように楽しかったですね。」
大「楽しかったですね。元気のいい姉妹(きょうだい)で、たいていは、どっちかがおとなしくて。どっちかが普通がーーー、両方が元気ってめずらしいですね」
水「前のシリーズの時は、すごくおとなしい役でね」
大「そう、そう、そう」
水「役者の方って、すごいなぁと、私なんか一個しかできないから。」
大「いやいや、そんなことないですよ、何か気持ち悪い写真が写っている(第三部、大空さんの役,育(いく)のアップ写真が画面に出る。)
水「どれっ?」
大「かつらだ」
水「ショートカットってのは、初めてじゃない。」
大「この役のために。あのぉ、体育の先生で育(いく)って役で、あたし、一番できないのよ、体育なんて(笑)もう、嫌になったの覚えている。」
水「でも、考えてみますと、いつも、はつらつとして若いじゃないですか。秘訣なんかあるんですか、姉さん」
大「えっ、私、若い、そうかな。私、さっき、チータの歳、聞いてびっくりしたんだから。」
水「それ、どういう意味、ちょっと----」
大「そんなになったかなって、いやいや、本当に。私に頭の中では、やっぱりいつまでも、なんていうか、若い妹だったチータがここに(頭の中に)あるんですよ。で、自分はちゃんと歳をとっているから、さっき、びっくり。」
水「私、五つサバをよんだ役でしたから」
大「ほう、ほう、ほう。若いよ、本当に。」
水「大空さんも若いですよ。何かしてるんでしょ、運動」
大「何もしてない。運動が一番嫌なの」
水「いかがですか、お姉さんにご質問がございましたら、お願いいたします。」
大「ありますよ、あなた、よく私のところに泣きながら電話をかけてきたわよ。」
水「いいのよ、早く違う質問してしてって、いってるじゃない」(チータ、あわてる)
大「この問題でね」(大空さん、右手の親指を立てる。)
麻「恋人のことですね」
水「あのね、テレビに向かって、これこれはないでしょ。」
大「でも、悲しいじゃないの、なきゃ」
水「あっ、私に----」
大「よかったじゃないの」
水「すっかり忘れていた。」
大「尽くすほうなの。誰だって聞くのよ。あれほど尽くして」
水「泣いてたって?」
大「あくる日こんなになって、私は夜中聞いているから知ってるわけでしょ、案の定、こんなになって(目のところに手を当てて)目を冷やしなさいって、明日、本番だから気を付けないと---って(この翌日収録されたとみられる第三部、第三十八話では、水前寺さんの目は確かに泣いて腫れた後のように見える。)
麻「お相手は芸能人の方ですか?」
大「あの忙しさの中では、その畑の人しか付き合うチャンスはなかったでしょ」
麻「どうだったんですか?」
水「でも、今の父ちゃんとは違うよね」
大「今の方は本当に---。また、違ったタイプですものね。」
水「本当に息が切れてきた。」
大「さっきまで忘れていて、私に聞いてんのよ、誰だったけって」
水「ああ、参った。明日から、また心配だな」
中「えぇ、もう、しばらく、二三分続けたいんですけど、時間が来てしまいました。残念ながら、時間が来てしまいました。」
水「あのー、今日は二時間あまりお付き合いいただきましたけど、本当にいろいろなお話ありがとうございました。」
麻「楽しかったー」
大「彼女は律儀な人だからね、今日もちゃんと手紙を下さったの。」
水「何をおっしゃいますやら」
大「喋らないようにって」(笑)
水「ちょっとまってよ、喋らないようにって何よ。でもね、大空さんにはですね、いろいろ電話したり、その節はご迷惑をおかけして、いろいろ聞いていただいてありがとうございました。二時間余り楽しいございましでしょうか。」
大「楽しかったです。本当に。きれいになったから、とても幸せなんだと安心しました。」
水「あの時は泣いてましたね。」
大「はっ、はっ、はっ」
水「また、来てくださいね」
大「ありがとうございます。どうも、ありがとうございます。
水「明日は、波野久里子さんです」
by milionpara39
| 2015-06-11 14:26
| ドラマありがとう
|
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