2021年 09月 25日
石坂浩二さん、会いたかった。その3。 |
中「さあ、それでは大変お待たせしました。石坂さんと水前寺さんが濃密な時間をすごした「ドラマ ありがとう」を------
このあと、若かりし頃の映像に思わず赤面。
ブロジューサーの石井ふく子が水前寺清子を口説き落として実現したドラマ「ありがとう」特に石坂さんとの恋を描いた第2シリーズは大人気で、なんといまだ破られぬ民放ドラマ最高視聴率56.3パーセントを記録したのです。
水「まあ、今から何十年も前ですから、まあ、その時の少女、少年、そういうのはカッコ悪いと思う人がいるかもしれないけど----、おじいちゃま、おばぁちゃまになっていらっしゃる方---、いいドラマだったよね言っていただけますし---」
石「共感された方多かったと思うんですよね」
中「では、そんなお二人のあまずっばさ満載のシーンを、お借りしてきました。早速ご覧いただきましょう。」
第2部 アパートで虎之助が新にブロボーズするシーン。
虎之助「僕は君が好きなんだ、ずっと前から、君と結婚しようと思っていた。」
新、耳をふさいで隣の部屋に駆け込む。
虎之助「新君、どうしたんだ?」
新「これは夢なんだ、また夢を見てるんだから」
虎之助「夢じゃないんだよ」
新「どうしよう」
虎之助「君が好きなんだよ」
新、机の引き出しから用紙を取り出し、虎之助に差し出す。虎之助マジックインクで好きです! と書いて新に見せる。新、用紙を抱えて涙。
水「いやー、」
中「水前寺さん、リアクションが普段とそんなに変わってないですね。今もあんな感じですよね。見ていてこっちが赤くなるような甘酸っぱいシーンでしたね。」
石「良くできた脚本ですよね。そう思いますよ。本当にチータのいいところを出す本になってるしね。まあ、感心しながらやってたんですけどね。ただねえ、まあ、あえて言いたいんですけど、ホームドラマって、すごく馬鹿にされてたんですよ、軽んじられていてね。決して、このホームドラマはそういう意味で軽いホームドラマじゃなかったですよね」
水「まあ、台詞なんだけども、なんか言われたときに、ドキッとしたり、悲しかったり、嬉しかったり、するんだけど、石坂さんの力なんですよね」
中「視聴率にも現れているように、皆さん見てたんですよね」
石「だからね、ホームドラマが軽んじられたという証拠でね。まあ、今でも多少恨みが残ってるんですけど、ある新聞があえて名前は言いませんけど、その視聴率が出た次の日かな、日本人もダメになったと書いてあるんですよね。あんなもの日本人の半分が見てるんだと書いていたんですよ。その新聞はとっていませんけどね、もう。」(笑)
水「どこですか?」
石「言えませんよ。」
中「他にも、こんなシーンもあるんですよ」
病院内、新と虎之助、結婚式をあげるシーン。ウェディングケーキにナイフを入れる瞬間。
新「あっ、結婚式」
石「うんと探したんですよ。この日、覚えてるかな、石井先生がお赤飯をお弁当で出してくれたんですよ。で、その上に新と虎之助と書いてあるんですよ。その時の包み紙
を私持ってるんですよ」
中「今でも大切に」
石「は、はい。わりと、包み紙の収集家なので」(笑)
中「当時、お忙しくて本番しか出られなかったんですよね」
石「本当に大変そうでしたよね。リハーサルがその頃二日間あって、今みたいに一つずつじゃなくて3シーンぐらい続けてとったりするんですよ。なるべくカット数がねえ、編集する時に少ないように、それでリハーサルお出になってなくて、本番だけいらっしゃるじゃないですか、それで代役の彼女がやってて、リハーサルするじゃないですか.----それで本番やると、すごく、さすがいいんですよね。それがすごいなと思って---、記憶力がいいっていうのか、勘がいいというのか、あのー、つかみ方方うまいんですよね。だから、多少動きが違っても、でも要するに気持ちの流れとしては全くウソじゃないんですよね。だから、それはね、相手役でやってて、ものすごくやり易いです、ウソがないから。さっきもおっしゃったみたいに、まるで自分単位でおやりになってる、で、地じゃないんですよ、あれは。絶対、地じゃないんですよ。あれはお芝居なんですけど、だから、そのお芝居がやっばりすごい的確なお芝居なんです。間といい、それはすごいと思いますよ。だって、カット割がちゃんと決まっててやっているんですから。あれ、今だったら一ゴマずつとっちゃうじゃないですか。振り向いて話す、出す、次のカットになる、あの辺の間しゃくの取り方なんて、ちょっと普通簡単にリハーサルやってなかったらできない。
ここで主演の二人に聞きたいこんなコーナーをご用意。
今日はここまで、話はまだまだ続きます。
by milionpara39
| 2021-09-25 20:45
| ドラマありがとう
|
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