2025年 09月 27日
82歳、勝負はこれから。 |
橋幸夫さんが亡くなった。82歳である。82歳と言えば、日本では男性の平均寿命とされている年齢である。人生をまっとうしたといえるかもしれない。しかし、事が年金受給という点に関しては、82歳という年齢はちょっとした意味がある。特に、年金受給を繰り下げした場合、それも70歳まで待って繰り下げした場合、その意味は大きい。
年金を繰り下げた場合、支給は停止される。停止され、支給されなかった支給額は繰り下げによって増えた部分で取り戻さなければ繰り下げた意味はない。加給年金はないという前提で取り戻すに要するに期間は、1年間支給されないとすれば100%の支給がないということになるので、1年間繰り下げた結果増額される自給率0.7x12=8.4%で割ると11.904となる。11は11年だが、904は12ヵ月分の904なのでほぼ11ヵ月となる。すると11年と11ヵ月、約12年が取り戻すのに要するに期間となる。これを70歳に加えると12年となり、年齢は82歳となる。だからこそ、70歳まで待って年金を受給した者に取って82歳という年齢はちょっとした意味を持つのであり、繰り下げた結果が大きな成果を生むことになるかならないかの正念場であり、このあとどれだけ生きられるかが勝負の分かれ目となるのである。
by milionpara39
| 2025-09-27 13:08
| 年金話いろいろ
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